送風機・ファン

送風機とは

送風機(そうふうき)は、気体に運動エネルギーを与えたり圧力を高めたりする流体機械である。圧縮比2未満のものをさす。圧縮比によりファンとブロワに分類される。ファンは、送風機のうち圧縮比1.1以下のものをさす。

遠心ファン(えんしんふぁん)

遠心ファンは、遠心方向に送風するもので、以下のように分類される。

多翼ファン(シロッコファン)

多数の小型の前向き羽根をもった筒と整風器をくみ合わせた構造。小型・軽量・安価であるため広く使用されている。効率は25~40%とやや低い。強度が小さいため低速回転で用いられる。

後向きファン(ターボファン)

1枚の鉄板で後ろ向きの羽根を形成したもの。効率は65~85%。丈夫で高速回転が可能なため高圧力が必要な場合に用いられる。

サイレントファン

羽根をS字型として空気流入部分を広くし、ケーシングの吸い込み口をベルマウス状に広げたもの。高風圧時でも騒音が少ない。

リミットロードファン

逆S字型の羽根と、吸い込み気流が羽根と同じ向きとなるような湾曲したベーンとを組み合わせたもの。風量が増加しても軸動力が一定以上に増加せず過負荷とならない。

<ファンのブレード形状の種類>

翼型ファン(エアホイル状ブレード)

2枚の鉄板で翼型の羽根を形成したもの。
多翼ファンの場合の効率は約37~45%  リミットロードファンの場合の効率は65~90%

折り曲げ鉄板ブレード

1枚の鉄板を折り曲げされた形状で形成されたもの。
多翼ファンの場合の効率は約25~35%  リミットロードファンの場合の効率は65~90%

軸流ファン(じくりゅうふぁん)

軸方向から吸い込み軸方向に送風するもの。ダクトの途中の少ない空間に設置できる。可変翼の場合部分負荷でも効率が良い。
プロペラファンと働きは同じですが、モーターとプロペラ・フレームを一体とした構造。

軸流ファン 工場、実験室、薬品貯蔵庫、排水処理施設、浄化槽、浴室、トイレなどの排気用として、場所を取らずに簡単に設置できる。

斜流ファン(しゃりゅうふぁん)

軸方向から吸い込み軸の斜め方向に圧力を与え整流版で軸方向へ向きを変えて軸方向に送風するもの。遠心と軸流の中間の性質をもつ。

斜流ファン 使用空気温度が-10~40℃ 湿度85%以下。吸込口と吐出し口は、口径が同一で同軸上にあるため丸ダクト配管の途中に設置できます。ファンを立方向に設置することも可能です。多翼ファンに比べて効率が高く、リミットロード特性で同じ軸流れの軸流ファンに比べて低騒音なのが特長です。

ブロワ

ブロワは、送風機のうち圧縮比1.1~2程度のものをさす。液体中に気体を吹き込むためなどに使用される。

  • 遠心ブロワ : 遠心方向に圧力を与えるもの。
  • 後向きブロワ(ターボブロワ)
  • 軸流ブロワ : 軸方向から吸い込み軸方向に圧力を与えるもの。
  • 容積ブロワ : 機構内部の容積変化で圧力を与えるもの。
  • 2葉、3葉ブロワ : 2つもしくは3つの瓢箪型のローターの間の気体が回転によって圧縮されるもの。
  • フリーピストンブロワ : スプリング・リターン方式の電磁ピストンで圧縮されるもの。





  • 最終更新:2009-08-27 21:40:08

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